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車椅子で家の中を動き回ることを考えると、あらゆる場所が危険で動きにくいものです。安全で快適な生活をするためにはバリアフリーを考えなければなりません。では、どういった所に注意が必要でしょうか。まず、玄関は意外とすべりやすい材質でつくられています。すべって転倒しないためにも、すべらない材質にし、勾配はゆるやかに、また開けたままでいられる引き戸がいいでしょう。寝室はベッドの方が車椅子からベッドへ移る時も便利です。ベッドの周囲のスペースは広く取りましょう。トイレは手すりが付いていること、広いスペースがあることが必要。浴室やトイレにはブザーなどを設置すると家族も安心です。それぞれの部屋と廊下などの段差はなくしましょう。少しの段差でも転倒などの危険があります。また、玄関などは自動で点灯する照明があると便利で安全です。
現在ではあらゆる場所がバリアフリーになっていて、車椅子での活動範囲が広がりつつあります。バリアフリーになっているといわれている温泉やホテルなどの宿泊施設には、手すりのついたバスタブ、トイレ、エレベーターが設置され、スロープもあります。段差はできる限り少なく、廊下は広めのつくりになっています。同じようにバリアフリーになっているレストランも増えてきました。
また、車椅子のまま乗り降りできる車椅子仕様のレンタカーや福祉車輌のレンタカーがあります。さらに、まだ数は多くありませんが、回転シートを装備したタクシーや車椅子のまま乗ることができるタクシーもあります。
階段や段差ばかりと言っていい駅構内ですが、徐々にバリアフリーになってきています。車椅子用のスロープやエレベーター、車椅子用階段昇降機が設置されたり、多機能トイレがつくられています。どの駅にどんなバリアフリーが設置されているかはインターネットで見ることができます。公共交通機関のバリアフリーに関してアメリカと比べると10年以上も遅れをとっている日本ですが、ようやく飛行機の旅を楽しめる環境もできてきました。スロープの設置、車椅子のレンタル、自動開閉のトイレなどは当たり前で、JALにおいては身体の不自由な人、ケガや病気の人などをプライオリティ・ゲストと呼び、機内用車椅子の用意や専用カウンターの設置、また空港係員や客室乗務員が手助けをするなど様々なサービスを提供しています。
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