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元気に動き回りたい、と思うのは人間ばかりではありません。交通事故や落下事故、椎間板ヘルニアや股関節形成不全などで歩行できなくなってしまった犬たちも同じです。飼い主もまた、一緒に散歩に行ったり、遊んだりする元気な姿を見たいと思うのは当然のこと。現在、車椅子メーカーや動物医療用具メーカーなどによって日本では10年くらい前から犬の車椅子が作られています。以前は歩行出来なくなった犬は安楽死させるという現状があったことも事実です。
しかし、車椅子を使用して歩行するようになり、それが刺激となって歩けるようになったという例もあります。犬の車椅子はリハビリにもなるのです。人間も犬も命の重さに変わりはありません。現在では、人間の車椅子だけでなく、動物たちの車椅子も徐々に普及し、進歩を遂げています。
基本的にはアルミパイプやベルトで作られた車椅子を犬の後ろ足に掛けて使用するものですが、犬の車椅子はサイズが合っていないとうまく歩行できなかったり、排せつが上手にできなかったりするのでその犬オリジナルの車椅子を製作することが多いようです。犬の大きさ、体重、身体の状態などを考慮し、動きやすく乗り心地のいい車椅子を目指して工夫がなされています。価格は犬の大きさにもよりますが、2万円くらいからのものが多いです。最初はお試しとして貸し出しをしてくれるところもあります。最初は「何のためにつけるのか」分からなくて、怖がったり、いやがったりする場合もあります。それでも、あきらめず、愛情を持って教えてあげることが大切です。自分に合った車椅子を使って元気に走り回る、そんな姿が見られるのはそう遠いことではありません。
家族同様に生活し、かわいがってきた犬や猫が年をとったり、病気や事故で動けなくなってしまうことはとても淋しいこと。愛情を注いできた動物たちを最後まで世話をしてあげたいと思う人は多いでしょう。犬の介護は人間の介護と同様、身体的にも精神的にも大変なものです。特に大型犬はなおのこと。現在ではペット用のおむつをはじめ、だっこ紐や抗菌防臭の服、床ずれ防止のクッションや介護するのに便利な食器や食器台など犬の介護用品も数多くあります。こういったものを上手に利用しながら、家族全員が協力し合って介護をすることが大切です。
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