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最近では車椅子に乗った人を見かけることが多くなりました。商店街やデパートや行楽地、さまざまなところで楽しげな姿を目にします。車椅子の研究も進み、販売店も増え、より快適な車椅子生活を送れるようになったと言えるでしょう。しかし、そうは言っても車椅子を使った生活と自分の足で歩く生活が同じになったとは言えません。1歩外に出れば、車椅子の人を苦しめる段差や階段はいたる所にあり、お店やレストランの中は広いところばかりではありません。そんな中、自分の足で歩くことができる人が少し気を遣うだけで、車椅子の人がストレスを感じない生活ができるのではないでしょうか。
例えば車や自転車の迷惑駐車をしない、道路にゴミを捨てない、そんな当たり前の小さなことで、車椅子の人たちが少しでも困らない生活ができるのです。ほんのちょっとでも車椅子の人の苦労を知ろうとする心、無関心でいないことも思いやりかもしれません。
車椅子マークのことを知っていますか?日常生活において車椅子に人が乗ったイラストのマークを見ることも増えたのではないでしょうか。車椅子マークは障害者のシンボルマークとして国際リハビリテーション学会が1969年に定めたもので、障害者が利用できる施設に付けられています。駐車場やトイレ、バスやタクシーにも見られるようになりました。車椅子に乗って不便がないように作られたものですから、広いし、使い勝手も良くなっています。車椅子に乗っていない人が使用しても、とがめられることはありません。
しかし、車椅子に乗っていては使用できないトイレや駐車場があるのです。なぜ車椅子のマークがついているのか、考える人が一人でも多ければ車椅子の人がもっと外出しやすくなるのではないでしょうか。
車椅子に乗ったまま運転できる車、車椅子を自動収納してくれて、運転補助装置も付いている車など各自動車メーカーが研究・開発をして造られた車が次から次へと出ています。補助席リフトアップシート車、サイドリフトアップシート車などの介護車輌の開発も進んでいます。福祉車輌のイベントも各地で開催されています。そういった色々な情報を知ることも大切。車椅子に乗っていても車を運転し、好きな場所へ出かけることができるのです。
また、車に乗って家族全員で出かけることも可能になりました。勇気と努力さえあれば車椅子だからといって縛られない自由な生活が徐々に実現しています。
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