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日常生活において車椅子生活というものがどれほど不自由か、健常者はあまり考えることはないでしょう。しかし健常者であれば当たり前のことが、障害者になるとそうでなくなるのです。まず視線の高さが違います。高い位置にあるものは見えません。背伸びをすることもできません。高い位置にあるものを取ることも誰かに頼まないと取れません。低姿勢になることもできないので床に落ちたものを拾うこともままなりません。車椅子のせいで肩身の狭い思いをすることも少なくないでしょう。
また、健常者が『障害者』という視線で見たり、もしくは無視したり、自分では気付かないうちに障害者を傷つけているかもしれません。バリアフリーの進歩とともに健常者の一人ひとりが障害者のストレスを理解し、無関心でいるのではなく、少しでも障害者や車椅子に対して関心を持つことができたら、もっと車椅子の人たちが過ごしやすい社会になるのではないでしょうか。
今まで健常者だった人が、ある日突然、障害者となり車椅子生活をしなければならなくなったとしたら、身体に様々な負担がかかってきます。車椅子を動かす手にマメができたり、腕の筋肉が痛んだり、腰にも負担がかかってくるでしょう。首や肩も痛みます。そんな痛みを解消するためには体操が効果的です。毎日、少しずつでも実行することが大切。無理をし過ぎると逆効果です。身体を動かすことは精神的ストレスの解消にもつながります。障害者だからといって自分を甘やかすだけでなく、自分の身体の状態を把握し、無理をすることなく身体を動かしましょう。
背筋を伸ばし車椅子に座ります。右腕を手首を曲げて垂直に伸ばします。左手は左の肩につけます。5秒くらい経ったら今度は左腕を手首を曲げて垂直に伸ばします。右手は右の肩につけます。約5秒そのままで。これを3回繰り返します。
背筋を伸ばし車椅子に座ります。両手を垂直に上げます。その両手を介護者がゆっくりと引っ張ります。腰を曲げられるところまで曲げます。3秒くらいそのままで。その後ゆっくりと体を起こします。これを3回繰り返します。
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